須山施設長 新年あいさつ

新年あけましておめでとうございます。利用者の皆様ならびに地域の皆様のご多幸を心より祈念申し上げます。

今後も地域に根ざした老人保健施設を目指して、地域の皆様の健康および生活の向上に貢献できるように努めていく所存です

昨年までは長年のコロナ禍で、世界中が大混乱に陥りました。老人保健施設の運営も困難を極め、利用者の皆様ならびに地域の皆様にも多大なご迷惑をおかけしたかと思います。

なんとか依田窪老人保健施設いこいの運営ができたのも利用者の皆様ならびに地域の皆様のあたたかいご支援とお力添えの賜物であり、深く感謝申し上げます。

本年は感染症法が変更されて、新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類相当へ引き下げられる見通しです。感染症法の変更により、当初は現場も混乱するかもしれません。

感染症法が変更されてもコロナ感染症がなくなるわけでもありませんし、インフルエンザ感染症やノロウイルス感染症などの注意しなければならない感染症もたくさんあります。

今後も基本的な感染予防・感染対策は続けて、利用者の皆様の健康および生活の向上に貢献できるように努めていこうと思っています。

昨年4月に石橋久夫先生から依田窪老人保健施設いこいの施設長を引き継いで、早いもので新しい年となりました。

前施設長石橋先生が目指した「全人的ケア&全人的リハビリ」を目標に老健運営にあたりましたが、まだまだ不慣れなことも多く、利用者の皆様ならびに地域の皆様にはご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。新年を迎えて心機一転、職員一丸となってよりよい老健をめざしていこうと思います。

 老健の使命としては、まず在宅復帰・在宅支援があります。「全人的ケア&全人的リハビリ」を実践して住み慣れた自宅でできるだけすごせるように支援していきたいと思います。

 在宅に戻った後も、短期入所や通所リハビリを利用していただくことで、住み慣れた自宅でご家族と幸せにすごせるように手助けしていきたいと思います。

 また、老健利用者の高齢化に伴い、老健が看取りの場として重要になり、老健で最期を迎える方も増えてきています。

 一時的な状態悪化であれば、病院に入院していただき医療的処置を受けていただき、回復したらまた老健・ご自宅で過ごしていただくということになりますが、老化現象がもとになった、いわゆる老衰状態では、病院よりも老健の方が、安らかな尊厳ある最期を迎えることができる場合もあります。

 そのような場合には老健にて終末期の対応をさせていただきたいと思っています。

だれでも老いることにより心身の機能が低下してきてしまいますが、尊厳ある生活を続けていかれるように職員一丸となって「全人的ケア&全人的リハビリ」を目指していきます。

本年も今まで同様のご支援をよろしくお願い申し上げます。